コラム
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「不幸せな気分、ストレス、そしてうつ病」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

うつ病は現代社会に莫大な損失をもたらします。今後、人口の10%近くの人々が医学的な意味でのうつ病になると言われています。事態は増々深刻になっているようです。うつ病は10年以内に、心臓病、関節炎、様々な種類のガンよりも、個人と社会に大きな負担を背負わせることになるとも予測されています。

 

 

かつてうつ病は、中年後期を中心とした疾病でしたが、現在では、大抵の人は20代半ばに最初のうつ病エピソードを経験します。また、かなり多くの方が、10代の時に最初の落ち込みを経験されています。また、15%~39%程度の患者様は、うつ病の症状が1年以上継続します。加えて、約5分の1の患者は「慢性」うつ病の定義にもあるように、2年あるいはそれ以上、うつ病に罹患されたままです。そして、最も危惧すべきことは、うつ病が繰り返す(再発する傾向にあるということです。もし、一度うつ病に罹られた場合、一旦は完全に回復(寛解)されたとしても、再発の可能性は50%あると言われています。

 

 

うつ病は社会に莫大な損失をもたらすかもしれませんが、慢性的な不安もまた、非常に大きな問題とされてきています。1950年代であれば「医療が必要である」と判断されるレベルの不安が、現代の子どもや若い人たちにとっては、ごく普通のレベルの不安になってしまっているそうです

 

 

この数十年の内に、幸福感や充足感よりも、不幸せな気分、うつ、不安を感じることの方は、人々にとってごく当たり前の状態になっていると考えたとしても、あながち無茶なことではないのかもしれません。

 

 

 

当院では、うつ病不安症をはじめ、

躁うつ病(双極性障害)、適応障害、パニック症、

睡眠障害(不眠症)、自律神経失調症、心身症、

摂食障害(過食症)、統合失調症、更年期障害、

月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

過敏性腸症候群(IBS)、強迫症、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、カウンセリング及びショートケアを実施しております。カウンセリング、またはショートケアをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。