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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
ダイエットで夕食を抜いた際、眠れなかったり、夜中に過食をしてしまったり、といったことが起きやすくなります。
実は、この現象には、脳から分泌される「オレキシン」という覚醒物質(=目を覚まさせる物質)の影響が背景にあります。
この覚醒物質「オレキシン」には、食欲促進の働きもあるので、絶食すると、通常は夜間少ないはずのオレキシンの分泌が促され、覚醒度が上がります。
つまり、夕食を食べなければ、オレキシンの分泌が促進され、食欲が増大するうえ、覚醒して眠れなくなるのです。さらにオレキシンは、交感神経の活発化や体温上昇も引き起こすので、余計に眠りにくい状況を作ってしまうとも言えるでしょう。
反対に、食事を摂ればオレキシンの活動が低下し、覚醒度も落ち着くことが知られていますが、そうは言っても、遅めの夕食の食べ過ぎは、消化不良を招きかねません。
夕食は、適度にかつ消化に良いものを選んで、余裕を持って食べ終わるようにされると、身体にとっても、睡眠にとっても、一番良い形になるのではないでしょうか。
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