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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
「『花粉症』を中医学(漢方)の観点から考えると…?」も今回が「3回目」です(参照:「1回目」⇒コチラのリンク/「2回目」⇒コチラのリンク)。今回は、花粉症の症状を軽減する「薬膳茶」をご紹介します。
「薬膳茶」と聞くと、何だか敷居が高い印象がありますが、どれも馴染みのある食材ですぐに始められるものばかりです。ご自身の花粉症の症状に合ったお茶を飲み、ご自分のタイプに良い食材を食材に取り入れることで、体質が改善されていきます。
★症状①:花粉症の症状の中で一番多い、くしゃみ、鼻水を改善したい場合⇒「紅茶」です。…身体を温めるお茶の代表と言えば、紅茶です。ショウガやシナモンを加えると、より効果がアップします。
★症状②:鼻づまりや皮膚の赤み・痒みが気になる場合⇒「緑茶」です。…普段何気なく飲んでいる「緑茶」も、実は生薬の一種です。体内の余分な熱を冷まし、老廃物を解毒(デトックス)する作用があります。
★症状③:鼻の通りが悪く、目がチカチカしたり、頭がスッキリしない場合⇒「ミントティー」です。…香りが良く、身体の熱を冷ます効果がミントにはあります。目の充血が気になる方は、「菊花」を加えられるとより良いでしょう。
★症状④:ストレスを感じやすく、ストレスが腹痛や冷えに繋がり易い場合⇒「ジャスミンティー・ローズティー」です。…漢方では、心の不調も花粉症に影響を及ぼすと考えられています。「気」の巡りを良くするお茶で改善しましょう。
因みに、漢方薬局などで購入する少し専門的なお茶として「黄耆茶(おうぎちゃ)」というものもあります。花粉症の根治を目指される方にお勧めです。
当院では、自律神経失調症をはじめ、
うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安症、適応障害、
月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、
心身症、更年期障害、冷え性、ストレス関連障害、
摂食障害(過食症)、パニック症、睡眠障害(不眠症)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
統合失調症、過敏性腸症候群(IBS)、強迫症など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
なお、漢方薬による治療をご希望の患者様は、診察時に医師の方にぜひご相談下さい。当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することも可能です。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。
出典:現場で使える薬剤師・登録販売者のための漢方相談便利帖症状からチャートで選ぶ漢方薬 杉山卓也著 SHOEISYA
参考資料:「Kampo View」https://www.kampo-view.com/