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近年の最新の睡眠研究においては、睡眠が足りていない状態を、「睡眠不足」ではなく「睡眠負債」という言葉で表現するようになりました。
何故かと言いますと、「借金」と同様に、「睡眠」も不足して返済が滞ると首が回らなくなり、しまいには、脳も身体も思うようにならない「眠りの自己破産」を引き起こすからです。
ちょっと多めに眠った位では、簡単には睡眠負債は返せません。
単純に「借りた元金」を返せば良いというわけではなく、そこには「法外な利子」がつくとイメージして下さい。
睡眠負債があると、日中の行動に大きなマイナスの影響が及びます。
一見すると普通に起きているように見えても、実は脳と身体は、正常に働いていない可能性があるのです。
これが「睡眠負債」と呼ぶようになった所以です。
睡眠負債が蓄積してしまい、取返しがつかない状況に陥る前に、ご自分がそういった危機的状況に陥ってはいないか、「たかが睡眠不足」と甘く考えてしまってはいなかったか、この機会にいま一度よく振り返ってみられては如何でしょうか。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、睡眠障害(不眠症)をはじめ、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、
パニック障害、自律神経失調症、月経前症候群、
統合失調症、強迫性障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。
タグ:睡眠障害・不眠
参考サイト:
厚生労働省 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-027.html