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【医師が解説】気分の波にいち早く気づく!

(更新 2024年7月1日)

 

A.

医療法人社団ペリカン(心療内科、精神科、内科)です。

 

 

「気分の波」にいち早く気づくためには、ご自分の感情に目を向けられるようになれることが大切です。何故なら、「感情」は人間に昔から備わった「危険・危機」を教えてくれるサインだからです。ご自分が無理をしていないか、頑張り過ぎていないか、過剰なストレスに曝されていないかを知るためには、この自分の感情に気付くことが大切です。

 

 

特に、マイナスな気分・ネガティブな気分は、中々取り扱いが難しいのも事実です。その気分(感情)にいち早く気づくためのコツとして、ご自分が無意識の内に、次の言葉を発していないかに着目してみましょう。

 

 

・「疲れた」

・「時間がない」

・「忙しい」

 

 

この3つを「三大禁句」と設定してみましょう。この3つを当たり前のように口にするようになったら、ご自身の心身の状態に目を向けるようにされてみて下さい。そして、もしそう思っているご自分に気が付かれた時には、自分自身への問いかけ(内言・セルフトーク)を変化させるのも有効です。

 

 

例えば、忙しくて仕方がない時、きっと心の中で「忙しい、忙しい」とつぶやかれていることでしょう。そういう時に、ふと立ち止まり「…もしかして、忙しくないのでは」と自分に問い掛けてみるのです。このように問い掛けることによって、不思議と物事を多角的に見ることが出来ます。思い込みを捨てられるようになります。

 

 

そして、そのように問い掛けたあと、どうして「忙しくないのでは」と思ったのか、理由を考えてみます。そうするときっと何かしらの回答(例:「同僚も同じ仕事をこなしているじゃないか」…等)が自然と浮かんでくることでしょう。これだけのことで、不思議と心がふわりと軽くなるのです。

 

 

 

当院では、自律神経失調症適応障害をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安症、

睡眠障害(不眠症)、心身症、強迫症、

パニック症、摂食障害(過食症)、統合失調症、

月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

過敏性腸症候群(IBS)、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っておりますカウンセリング(心理療法)をご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン(心療内科、精神科、内科)を宜しくお願い致します。

 

監修 佐々木裕人(精神保健指定医・精神科専門医・内科医)