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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
今年2023年のゴールデンウィークは、人によっては、超大型連休となられた方も少なくないでしょう。また、今までコロナ禍によって自粛されていたイベントやお祭りも、今年から再開されるところも多く、「今年のGWは、今まで我慢を強いられていた分、思いっきり楽しむぞ!」というお気持ちでお過ごしになられる方も沢山いらっしゃられるかと思います。
このような機会に、ぜひとも気を付けて頂きたいことがあります。それが「機会飲酒」の増加による「習慣飲酒」化です。
ゴールデンウィークや会社の歓送迎会、お盆や年末年始など、機会がある時だけアルコ―ルを飲むような飲酒の仕方のことを「機会飲酒(opportunity drinking)」と呼びます。一方、「週に3日以上、1回あたり純アルコール20g以上」飲酒するような飲み方を「習慣飲酒(habitual drinking)」と呼んでいます。因みに「純アルコール20g」とは「ビール(5%)500ml、日本酒1合、アルコール14度ワイン180ml、チューハイ(7%)350ml缶1本」に相当します。
アルコールと出会ってすぐに習慣飲酒が始まる方もいますが、「飲み始めた最初の数年間は機会飲酒をしていて、人生のある時期から次第に習慣飲酒に入っていく」という方が殆どです。
アルコ―ル依存症(アルコール使用障害)は、一般的には、この「習慣飲酒」をされる方たちの中から発症しています。「習慣飲酒」を続ける内に、次第に「耐性」「身体依存」「精神依存」が形成されていくのです。
当然ながら、全ての習慣飲酒者の方が、アルコ―ル依存症になる訳ではありません。アルコール依存症が発症するかどうか左右するものの一つが、飲酒頻度や飲酒量などの後天的な要因です。習慣飲酒者の中でも、より頻回に、より大量の飲酒をされる方の方が、アルコール依存症を発症させやすいと言えます。
もう一つは、体質などの先天的な要因です。意外かもしれませんが、「お酒に強い人」の方が「お酒に弱い人」よりもアルコール依存症になりやすい傾向があります。具体的には、「顔が赤くならない人」「飲んでも全く乱れない人」「飲んでも気持ち悪くならない人」「いくらでも飲める人」「飲むと明るく楽しくなる人」などです。これらは遺伝子によって規定されています。
「酒豪」と呼ばれるこういった方々は、世間一般では、アルコール依存症とは対極の存在であるかのように思われていますが、実はそのようなことはなく、むしろよりリスクを背負っているということを、心に留めておいて頂けましたら幸いです。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
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どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、アルコール使用障害(アルコール依存症)、
うつ病、適応障害、躁うつ病(双極性障害)、自律神経失調症、
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皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
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