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【心療内科 Q/A】「『月経前不快気分障害(PMDD)』の方にお勧めの食材とは?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

月経前不快気分障害(以下、PMDD)の方は、排卵後と月経直前のエストロゲン(女性ホルモン)の急激な減少時に、セロトニンも急激に減少することが知られています。そしてそれが、毎月生理前に非定型うつを引き起こす原因にもなっています。よって、PMDDにお悩みの方は、セロトニンを意識的に増やす取り組みが必要になってきます。

 

 

セロトニンを増やすには、日光を浴びることや、リズム運動(ウオーキングも含む)が有効であることが知られています他にも、栄養療法で増やすことも可能です。

 

 

栄養療法でセロトニンを増やすためには、セロトニンを作る主な6つの栄養素を意識的に摂取されることですそれらは、トリプトファン、ビタミンB6、鉄、ナイアシン、葉酸、マグネシウムの6つを指しています。

 

 

トリプトファンは、肉や魚、大豆製品(豆腐・納豆・味噌など)をはじめとしたタンパク質の多い食材に含まれていますので、タンパク質をしっかりと取られた、バランスの良い食生活を心掛けるようにされて下さい。加えて、バナナ」にはセロトニンを合成する6つの栄養素が全て含まれていますので、ぜひお勧めしたい食材です。

 

 

炭水化物も適度に摂取することで、トリプトファンの脳内への吸収が上がることが実験で判明しています。平均的な食事をされていれな、1日に必要な炭水化物量に問題はありませんが、ダイエット目的で炭水化物を抜く食生活や、「ローカーボ」的な食事は、セロトニンがより必要とされるPMDDの方は、出来るだけ避けて頂いた方が賢明でしょう。

 

 

 

当院では、

月経前症候群(PMS)、PMDD(月経前不快気分障害)

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安症、適応障害、

睡眠障害(不眠症)、摂食障害(過食症)、パニック症、

自律神経失調症、心身症、更年期障害、冷え性、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。