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医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
「月経前気分不快気分障害(以下:PMDD)」の治療法として、有効性の高いとされる、所謂“エビデンス・レベルの高い報告”は、その殆どが、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(以下:SSRI)で占められているのは事実です。
そのSSRIの中でも、セルトラリン、パロキセチン(特にCR錠)の2剤が高いエビデンス、次いで、エスシタロプラムも上記の2剤ほどではありませんが、比較的高いエビデンス・レベルが示されています。フルボキサミンの有効性については、これら3剤に比べると、やや劣る傾向があるようですが、こればかりは患者様との相性もありますので、一概には言い難い側面はあります。
なお、これらセルトラリン、パロキセチン、エスシタロプラム、フルボキサミンは、全て「SSRI」の分類に入る薬剤です。SSRIは本来「抗うつ薬」として使用されることが最も一般的であると言えるでしょう。ただ、以前同コラムに記載させて頂きましたように「PMDDを一言で表現すると、“月経の前ごとに(非定型)うつ病を呈する疾患”」といえますので、ここで抗うつ薬の代表格でもあるSSRIが使用され奏功するのも、納得できる現象だと言えるでしょう。
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心身両面からの治療とサポートを行っております。
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