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【心療内科 Q/A】「『月経前不快気分障害(PMDD)』にSSRIは使われますか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

月経前気分不快気分障害(以下:PMDD)」の治療法として、有効性の高いとされる、所謂“エビデンス・レベルの高い報告”は、その殆どが、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(以下:SSRI)で占められているのは事実です。

 

 

そのSSRIの中でも、セルトラリンパロキセチン(特にCR錠)の2剤が高いエビデンス、次いで、エスシタロプラム上記の2剤ほどではありませんが、比較的高いエビデンス・レベルが示されています。フルボキサミンの有効性については、これら3剤に比べると、やや劣る傾向があるようですが、こればかりは患者様との相性もありますので、一概には言い難い側面はあります。

 

 

なお、これらセルトラリン、パロキセチン、エスシタロプラム、フルボキサミンは、全てSSRIの分類に入る薬剤です。SSRIは本来抗うつ薬として使用されることが最も一般的であると言えるでしょう。ただ、以前同コラムに記載させて頂きましたようにPMDDを一言で表現すると、“月経の前ごとに(非定型)うつ病を呈する疾患”といえますので、ここで抗うつ薬の代表格でもあるSSRIが使用され奏功するのも、納得できる現象だと言えるでしょう。

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

月経前症候群(PMS)、PMDD(月経前不快気分障害)

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安症、適応障害、

睡眠障害(不眠症)、摂食障害(過食症)、パニック症、

自律神経失調症、心身症、更年期障害、冷え性、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。