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【心療内科 Q/A】「『憂うつな気分』と『うつ病』との違いを教えて下さい」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

誰しも強いストレスを受けた時などは、一時的に憂うつな気分になったり、落ち込んだりすることでしょう。こうした通常の憂うつな気分や落ち込みと、「うつ病」の抑うつ症状にはどのような違いがあるのか、以下に列挙させて頂きます。

 

 

① 強い落ち込みが数週間以上ずっと続きます:「うつ病」の場合、強い気分の落ち込み(=「抑うつ症状」)が数週間以上、時には1年以上続きます。もしも、落ち込みの原因となった問題が解決されて気分が快くなっていくようであれば、うつ病ではないことが多いです。

 

 

② 何をしていても楽しいと感じられません:何をしても、何を見ても、何を食べても、嬉しい、楽しい、美味しいといった感情が湧かなくなったら「うつ病」の可能性があります。一方、趣味やスポーツなどで気分転換が出来、気持ちが楽になるようであれば、うつ病ではないことが多いです。

 

 

③ 不眠や食欲不振が続き、疲労感(倦怠感)が抜けません:気分の落込みと共に、眠れない、食欲がなく体重が落ちる、休んでも疲れが取れない…等の「身体の症状」が伴って起きている場合は、「うつ病」の疑いがあります。

 

 

④ 特に朝方に気分が落ち込みます:うつ病の症状の大きな特徴に「日内変動(にちないへんどう)」と呼ばれるものがあります。うつ病の場合、一般的に朝方に気分の落込みが非常に激しく、夕方から夜にかけて徐々に気分が上向いていきます。

 

 

⑤ 仕事や家事が手につかなくなります:意欲や活力が低下して、何もやりたくなくなり、日常生活に支障を来たすようになったら、うつ病の可能性が考えられます。一時的な気分の落ち込みの場合は、何とか普段の生活を送ることが出来ます。

 

 

 

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、うつ病・躁うつ病をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

不安障害、適応障害、摂食障害、心身症、

パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、

月経前症候群、月経前気分不快障害、更年期障害

統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。