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「『多湿』が招く頭痛について教えて下さい」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

雨がよく降る季節には、「多湿」による頭痛が起こり易くなります頭痛の原因は、冷え、加齢、ストレス等、様々あると考えられていますが、梅雨どきの頭痛は、気圧の変化、鬱陶しさによるストレス、そして湿気が多いために起こる頭痛である可能性が高いとされます。

 

 

この「多湿」による頭痛の場合、頭が重い、熱っぽい、胸が苦しい、食欲不振、吐き気がある、膨満感や倦怠感がある…等の症状が出易くなります何故なら、食べたものを消化し、栄養やエネルギーを身体の隅々まで運ぶ役割の「脾(ひ)」の機能が多湿によってダウン、そして体内の至るところで停滞が生じて、トラブルが起きやすくなるからです。多湿による頭痛も、この停滞によって引き起こされます

 

 

身体が潤うことと、多湿になることは違います。身体は潤いつつ、不要な水分は溜め込まない、というのが理想です。余分な湿気を排出する性質を持つ青ジソ、長ネギ、ショウガ、パクチー、ミョウガ等の香り野菜を選んで食べていきましょう。

 

 

特に、パクチーは、このお悩みを抱えている方にお勧めです。パクチーはコリアンダー、香菜(シャンツァイ)とも呼ばれ、独特の香りが「気」の巡りを整えてくれる香味野菜です。身体を温めて発汗を助け、余分な水分を排出し、「脾(ひ)」の機能を改善することで、水分代謝のバランスを整えてくれます。種である「コリアンダーシード」にも、消化促進や整腸作用、滋養強壮の性質があり、香りも良いのでスパイスカレーなどによく使われています。

 

 

また、蒸し暑いからと部屋を閉め切ってエアコン漬けになってしまうのではなく、時々は窓を開けて風を通して気分をリフレッシュすると、「気」の巡りが良くなります。身体を動かして軽く汗をかくことも、体内除湿に繋がります。

 

 

 

このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安障害(不安症)、

睡眠障害(不眠症)、過敏性腸症候群(IBS)、心身症、

摂食障害(過食症)、パニック症、強迫症、適応障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

月経前症候群(PMS)、統合失調症、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

なお、漢方薬による治療をご希望の患者様は、診察時に医師の方にぜひご相談下さい当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することも可能です。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。