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【心療内科 Q/A】「『うつ病』について教えて下さい③~認知編Ⅰ」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

うつ病に罹った患者さまに特有の「考え方の癖(=認知)」には、次のような傾向があるとされています。

 

 

  1. ものごとを、白か黒かのどちらかで考える全か無か思考(完璧主義)
  2. たった一つの良くないことがあると、世の中すべてそうだと考えてしまう一般化のしすぎ
  3. たった一つの良くないことばかり考えてしまう心のフィルター
  4. 良い出来事を無視(軽視)してしまうマイナス化思考
  5. 根拠もないのに、悲観的な結論を出してしまう結論の飛躍
  6. 自分の失敗を過大に考え、長所を過小評価してしまう拡大解釈と過少評価
  7. 理性的でなく、感情で評価してしまう感情的決め付け
  8. 「~すべき」とか「~すべきでない」と考え、そうしないと罰でも受けるかのように感じてしまうすべき思考(べき論」。
  9. 「自分はだめ人間だ」のように、極端な形で一般化してレッテルを貼ってしまうレッル貼り
  10. よくないことが起きると何でも自分のせいにしてしまう個人化

 

 

紹介書籍・文献等によっては、呼び方や分け方に違いはあるものの、網羅されている内容としてはほぼ同じものとなります。

 

 

これらの「考え方の癖(認知)」はご自分でも気が付かない内に、徐々に形成され習慣化されていきます。そして、これらが余りにも強くなり過ぎてしまうと、場合によっては、うつ病の発症に至ることもあるのです。

 

 

 

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、うつ病をはじめ、

躁うつ病、不安症、適応障害、摂食障害(過食症)、心身症、

パニック症、睡眠障害(不眠症)、自律神経失調症、強迫症、

月経前症候群(PMS)、月経前気分不快障害、更年期障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

統合失調症、過敏性腸症候群、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っておりますカウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。