医療法人社団ペリカン 新宿ペリカンこころクリニック(心療内科・精神科)です。
「プライドが傷ついた!」その瞬間、心はなぜ折れそうになるのか?
世の中は、なかなか思い通りにいきません。
理不尽な一言、納得のいかない評価、心ない態度――。
多少忙しくても、少しお給料が安くても、意外と人は頑張れます。
けれども、
「あなたのやり方、意味あるの?」
「そんな考え、甘いよ」
こんな一言で、ズドンと落ち込んでしまうことはありませんか?
それは単に「嫌なことを言われた」からではありません。
自分が大切にしている“プライド”が傷ついたからなのです。
プライドはガラス細工?
プライドというと、「偉そう」「意地っ張り」といったイメージを持たれることもあります。
しかし本来のプライドとは、
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自分なりの努力
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大切にしている価値観
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譲れないポリシー
こうした“その人らしさ”の核になる部分です。
だからこそ、それを否定されると心に直撃します。
他のことは我慢できても、「そこ」を否定されると一気に崩れてしまうのです。
危ないプライドの置き場所
ここで少し考えてみましょう。
あなたのプライドは、どこに置いてありますか?
① 他人の評価に置いている場合
「認めてもらえたら自分は価値がある」
このスタイルは、一見やる気が出ます。
しかし、評価されなかった瞬間に土台が崩れます。
評価は、相手の気分・タイミング・価値観にも左右されるからです。
② 完璧な結果に置いている場合
「成功してこそ意味がある」
この考えも真面目で立派です。
けれど、結果はコントロールできない要素の塊です。
どれだけ努力しても、必ず成功するとは限りません。
折れにくいプライドとは?
では、どうすればよいのでしょうか。
答えは意外とシンプルです。
「自分が最善だと信じる行動を取ったかどうか」にプライドを置くこと
これなら、他人の評価も、結果のブレも関係ありません。
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その時の自分なりに考えた
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逃げずに向き合った
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出せる力は出した
そこに誇りを持つのです。
「やるだけやった」と思えた経験を思い出してみてください。
結果がどうであれ、不思議と後悔は少なかったのではないでしょうか。
プライドを“外”から“内”へ
評価や結果は外側にあります。
最善を尽くす姿勢は内側にあります。
プライドを外に置くと、振り回されます。
内に置くと、芯になります。
この違いは、とても大きいのです。
心を守るということ
日頃から
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自分で考える
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自分で選ぶ
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自分で決める
この習慣を積み重ねることで、少しずつ「自分軸」が育ちます。
それは単に「打たれ強くなる」ということではありません。
自分らしく生きる力が育つということです。
このコラムを読まれて、
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最近やけに落ち込みやすい
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評価に振り回されている気がする
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自分の軸が分からなくなっている
そのように感じられた方は、どうぞお気軽にご相談ください。
当院では、適応障害、うつ病、双極性障害、不安症、睡眠障害、ストレス関連障害、パニック症、強迫症、発達障害など、さまざまなこころのお悩みに対して、心身両面からサポートを行っております。
また、医師の診察に加え、臨床心理士・公認心理師によるカウンセリングも実施しております。ご希望の方は診察時にお申し出ください。
今後とも、医療法人社団ペリカン 新宿ペリカンこころクリニックをどうぞよろしくお願いいたします。
監修者:
新宿ペリカンこころクリニック
院長 佐々木 裕人
資格等:精神保健指定医、精神科指導医・専門医
所属学会:日本精神神経学会



