こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「緊張や不安に効く『注意転換法』って何ですか?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

私たちが「緊張」してしまうのは、心が「不安」や「ストレス」に囚われた状態になってしまうからですよって、意図的にご自分の意識を不安やストレスから逸らすことが出来れば、心は自然とリラックスして落ち着いていきます。

 

 

そこで、緊張をしやすい方は、今からご紹介します注意転換法を試してみられると良いでしょう。注意転換法とは、問題から離れて気を紛らわせたり、五感を刺激するリラクゼーション法で心を落ち着けたり、発想やイメージを切り替えたりすることで気分を安定させる精神療法(心理療法)です。注意転換法の具体例として、以下のような事柄が挙げられます。

 

 

◎「問題から離れ、距離を置く:ストレスの原因がはっきりしているなら、その問題から離れて距離を置きます。親しい友人に電話やメールをしたり、没頭できそうな映画を観に行ったり、ゆっくりと温泉に入ったり…等をされて、一旦ストレスから距離を取ります。

 

 

◎「五感を刺激し、心を落ち着かせる」:リラクゼーション法で五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を刺激します。植物や花を見たり、音楽を聴いたり、良い香りを嗅いだりアロマテラピー、温かいハーブティーを飲んだり、マッサージを受けたりされることで、心を落ち着かせます。

 

 

◎「発想やイメージを切り替える上手くいっている場面をイメージされたり、斬新的筋弛緩法腹式呼吸を試してみたり、マインドフルネスを行ったり、自分で自分を励ましてみたり(=「勇気づけ」)します。

 

 

 

このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、不安症をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、心身症、

自律神経失調症、睡眠障害(不眠症)、ストレス関連障害、

摂食障害(過食症)、月経前症候群(PMS)、強迫症、

パニック症、統合失調症、過敏性腸症候群、冷え性、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っておりますカウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。