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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
家族や恋人、パートナー、近しく大事な間柄の方が、「うつ病」や「不安症」に罹られた際に、どういった接し方が求められるのか、今回はまず6つのポイントを記載させて頂きます。
Ⅰ.「心配し過ぎない」:落ち込んだり不安になっていたりする人を前にすると、「自分が下手なことを言って、相手の心を傷つけてはいけない」等と、気を遣い過ぎる余り、却って言動がぎこちなくなることがあります。基本的には、今まで通り、普通に接するようにされて下さい。
Ⅱ.「無理に励まさない」:ご家族をはじめ親しい方は、心配のあまり、「自分が何とかしてあげないといけない」と考えて、つい励ましてしまうことがよくあります。そのように励ましたくなるご家族の気持ちはよく分かりますが、あくまでもご本人のペースを大切にするようにして下さい。
Ⅲ.「原因を追求し過ぎない」:辛いことが続くと、ご本人はもちろんご家族も「早く原因を見つけないと楽になれない」等と考えて、その原因を探そうとします。それが具体的な問題解決に繋がれば良いのですが、時として“悪者探し”になってしまうことがあるので注意されて下さい。例えば、「自分の性格が悪いせいだ」「親の育て方が悪かったんだ」「〇〇さん(特定の上司等)のせいだ」等と、何かしら誰かしらに“悪者”を見つけて、責めるようになるのです。こうなると、ご本人としても増々辛くなってしまいますし、人間関係や家族関係がギクシャクしてしまい、協力して問題を解決していくことが難しくなってしまいます。うつ病や不安症には、原因が明確にはないこともあります。しかし、元々の原因がハッキリしなくとも、目下の問題や今後の課題を解決することが可能な場合も多いので、余り原因について考え込みすぎないようにされて下さい。
Ⅳ.「重大な決断は先延ばしにしてもらう」:辛い時には、「少しでも早く楽になってしまいたい」と考えて、何かと結論を急ぎたくなります。焦って、つい仕事をやめることを考えたり、離婚を考えたりするものです。しかし、落ち込んだり不安になったりされている時には、どうしてもマイナス思考が強くなられているので、冷静かつ客観的な判断ができません。ですから、退職や離婚といった重大な決定は、症状が良くなってから考えるように勧めて下さい。
Ⅴ.「ゆっくり休んでもらう」:病気に罹っている当事者様は、気持ちが焦ると「このまま怠けていてはダメだ」と考えて、無理に動こうとされてしまいます。しかし、心が疲れている時には、腰を据えてゆっくり休んだり、心の栄養になる“楽しめそうなこと”をしたりされることも大切です。まずは、心身共にゆっくり休まれてリフレッシュするようにご本人に話して下さい。話をゆっくり聞いて、家族が手伝えることは手伝い、出来るだけ心身共に休める環境を作ってあげて下さい。
Ⅵ.「薬を上手く利用してもらう」:うつや不安が強い時には、十分な休養と、周囲の方々の温かい理解に加えて、薬による治療が役立ちます。周囲の方は、その重要性を理解し、ご本人が医師の指示を遵守して薬を服用し続けられるように、必要であればサポートして下さい。
このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、
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躁うつ病(双極性障害)、適応障害、自律神経失調症、
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パニック症、統合失調症、過敏性腸症候群、冷え性、
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皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っております。カウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。
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