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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
以前、同コラムにおいて、「季節と感情(七情)の結び付き」について記載させて頂きました(参照:『秋になると涙もろくなるのは何故ですか?』)。冬は「腎(じん)」が重要な役割を担う季節ですが(参照:『冬の食養生のポイントとは…?Ⅰ』)、その「腎(じん)」に影響が強い感情(七情)が「恐」と「驚」の2つです。
「水」を司る「腎(じん)」は成長やホルモンにも関係していると共に、排泄や水分代謝のコントロールもしています。ですから、人を怖がらせたり驚かせたりすると、下半身のトラブルや気の乱れに繋がるのです。具体的には、「不安になる」「不眠が起きる」「尿トラブル(夜尿症含め)」「動悸」などがその典型でしょう。
そのような冬の心身のトラブルには、食養生としては「鹹味(かんみ)」がまずはお勧めです。「鹹味(かんみ)」は代謝を高めたり、硬いものを軟らかくしたりする作用があります。「鹹味(かんみ)」の中でのお勧め食材は、エビ、牡蠣です。
また、「鹹味」ではありませんが、冬のメンタルの安定にお勧めなのが、栗、ブドウ、杜仲茶(とちゅうちゃ)です。冬の間やメンタルが弱っている方には勿論のこと、怖がりの方や驚きやすい方も、温かい杜仲茶を飲まれることで、ホッとリラックスできるのではないでしょうか。
当院では、自律神経失調症をはじめ、
うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、
心身症、ストレス関連障害、睡眠障害(不眠症)、
パニック症、摂食障害(過食症)、強迫症、冷え性、
月経前症候群、統合失調症、過敏性腸症候群、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
また患者様のお悩みや症状、ご希望等によりまして、保険適用内で漢方薬を処方すること(漢方療法)も可能です。ご希望の患者様は、診察時に当院医師にご相談下さい。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。