こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「『冬』の季節のセルフケアのポイントとは?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

前回秋(9月・10月・11月)にかけてのセルフケアでした。今回は冬のセルフケアについて記載させて頂きます昼の時間が短くなり、寒さが厳しくなる冬は、生きる上で1年の内、最もエネルギーを必要とする時期です。冬ごもりをする動物のように、私たちも、体力を温存しつつ過ごしていきましょう

 

 

まずは食べ物についてです。冬の寒さと乾燥から身を守るために、温かくて潤う食事を心掛けてみましょう。特に、魚介類のミネラルは、身体を潤す作用に優れています他にも、ショウガ、ネギ、羊肉、牛肉等は身体を温めてくれますので、寒い日には特にお勧めです。鍋料理の具材としてぜひ積極的に取り入れて下さい。

 

 

次は運動についてです。冬の「冷え」は足から上がってきます。足の筋肉を動かして、温かい血液を送り込んで、「足冷え」を撃退しましょう筋肉量が増えると、発熱量も増すので、寒さにも強くなります。体力のあるに方はスクワットがお勧めです。運動が苦手な方はかかと上げでも充分に効果的です。激しい運動やスポーツは、疲れが残り易い冬の時期は、控えめにされる方が良いかもしれません。

 

 

続けて習慣についてです。暗くて寒い中で行動するのは、体力と注意力の消費を激しくさせてしまいます。よって。日の出を待ち、十分に明るくなってから、ゆっくりと起き上がりましょう。日中の活動でも、寒い分、身体を温めることにエネルギーを奪われてしまうので、通常より疲労しやすくなっています。暗くなったら早く寝て、その日の疲れを翌日に持ち越さないことが大切です。

 

 

今度は心の持ち方についてです。冬は、人間を含め動物にとって最も過酷な時期であり、生き残るために膨大なエネルギーを消費するのは、前出の通りです。そのため、私たちは、心に余裕が無くなり攻撃的になったり、心配事が増えたり、怯えた不安な状態になり易くなりますまた、気持ちの乱高下が激しいと、その分消耗をしてしまい、疲れ易くなることで、一層落込み易くなってしまいます寒い時は、身体を暖かくされて、食事も温かいものを摂るようにされると、気持ちもほぐれてきっと穏やかに過ごせることでしょう

 

 

最後に、この時期は寒邪(かんじゃ)」と呼ばれる寒さによる不調や疾病に悩まされやすくなります。寒さは体力を奪い、動きを鈍らせる作用があります。体力の低下は、免疫力の低下を招き、風邪などを引きやすく、かつ中々治り辛くさせてしまいます。寒さは、特に足元と関節から侵入しやすく、対策をせず無防備なままですと、冷え性の悪化、しもやけ、関節痛などが起こり易くなります。手首・足首・首・頭も、カバーしないと熱が逃げやすい要所ですので、そこは特にしっかりと防寒をされて下さい

 

 

 

当院では、自律神経失調症冷え性をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、

心身症、ストレス関連障害、睡眠障害(不眠症)、

パニック症、摂食障害(過食症)、強迫症、

月経前症候群、統合失調症、過敏性腸症候群、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また患者様のお悩みや症状、ご希望等によりまして、保険適用内で漢方薬を処方すること(漢方療法)も可能です。ご希望の患者様は、診察時に当院医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。