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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
以前同コラムにて「ストレス性のめまい」についてを記載させて頂きました。今回は「ストレス性のドライマウス」について書かせて頂きます。
一般的に「ドライマウス」と言われる症状としては……
・(特に午前中に)口の中が乾くようになる
・咳払いが増える
・クッキーなどの乾燥した食べ物が飲み込みにくくなる
・おしゃべりをしている内に声がかすれてくる
……といったものが挙げられます。
この「ドライマウス」の原因は様々でして、一番多い原因は「エイジング(加齢)」によるものですが、その他にも、花粉症やアレルギー改善に使用される「抗ヒスタミン剤」の使用、糖尿病、鉄欠乏性貧血でも引き起こされますし、何より精神的なストレスや緊張によっても起こり得ます。
ドライマウスを放っておくと、唾液が持つ口腔内の殺菌作用・消化作用などが弱まってしまうため、口の中が粘ついたり、口臭が出たり、歯周病や口内炎、虫歯…等々、様々なトラブルを引き起こしやすくなります。
精神的なストレスによる「ドライマウス」であれば、中医学(漢方)的視点で考えますと、ストレスにより「腎(じん)」や「脾(ひ)」がダメージを受けてしまい、身体を潤す役目を持つ「血」や「水」が不足している可能性があるため、それらを補い満たしていくアプローチが考えられます。イライラする、怒りっぽい、不眠、爪がもろくなった、目が疲れやすい…等々の症状が併せてあるならば、「血」の不足が原因である可能性が一層高いので、「血」を補う性質を持つ食べ物を、積極的に摂取することがお勧めです。
例えば、「クコの実」は、「腎」「脾」「肺」のすべてをカバーしてくれる優れた食材です。最近では「ゴジベリー」という名前のスーパーフードとしても注目を浴びています。このクコの実は、トッピングとしてパスタやサラダ、茶碗蒸しなど、様々な料理に振りかけても相性が良いので、ストレス性の「血」欠乏に悩まれている方は、ぜひ試されてみられてはいかがでしょうか。
当院では、
自律神経失調症、冷え性、睡眠障害(不眠症)、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、心身症、
パニック障害、月経前症候群、ストレス関連障害、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
なお、患者様のご希望や症状によっては、保険適用内で漢方薬による治療(漢方療法)も行っております。ご希望の患者様は、診療の際に医師にご相談下さい。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。