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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
「マインドフルネス認知療法」とは、東洋の禅の思想(宗教的な要素は排されています)と、西洋の心理学を統合して開発されたアプローチです。現在、アメリカを中心に欧米では、「第三世代の認知行動療法」として「瞑想」が盛んにおこなわれていますが、そのベースとなっているのが「マインドフルネス」の考え方です。
「マインドフルネス」とは「気付くこと」という意味です。何に気づくのかというと、「いま自分が生きている、この瞬間の現実」に気づくのです。現実を「正しい・正しくない」とか「すべき・すべきでない」とか「良い・悪い」といった“二分割的な評価”をせずに、あるがままに感じ、受け入れていくのがマインドフルネスの考え方です(森田療法の“あるがままの受容”という考え方に近い側面があるとも言えます)。
マインドフルネスの考え方を身につけることが出来れば、「不安」「抑うつ」のほか、「あがりやすい」「緊張しやすい」…等、様々な心の悩みの解決にも効果があります。但し、すぐに身につける(習得する)ということは中々難しいことは付記させて頂きます。ある程度の地道な努力や習慣化が必要になってきます。
マインドフルネス認知療法の具体的な方法としては、先述の「瞑想法」、「呼吸法」、「マインドフル・ヨガ」、「ボディスキャン」などが代表的なものとなっています。因に、「ボディスキャン」とは、ご自身の身体の細部に意識を向け、そこで感じられる感覚をあるがままに受け止める、というワークを指しています。
当院では、ストレス関連障害をはじめ、
うつ病、躁うつ病、不安症、恐怖症、適応障害、
睡眠障害(不眠症)、過敏性腸症候群、心身症、
摂食障害、パニック症、自律神経失調症、強迫症、
月経前症候群、更年期障害、統合失調症、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っております。カウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。