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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
漢方では、ねぎの白い部分を「葱白(そうはく)」と呼び、れっきとした漢方薬として使います。ねぎの刺激的な香りは消化液の分泌を促し、食物繊維が多いので、便秘解消にも効果があります。
冷え症には、温(おん)・辛(しん)の性質を持った食べ物が良いとされていますが、その代表が「ねぎ」なのです。「辛(しん)」とは、食べた時の味を中国流に分類した「五味」の一つで、辛いものを指します。
辛(しん)の食物には、肺や大腸の働きを高める作用がありますので、身体に抵抗力をつけ、寒気が身体に侵入するのを防ぎます。その上、温(おん)の性質が働くので、身体の芯からポカポカと温めてくれます。
冷えの予防のために、ねぎをお味噌汁等にたっぷりと入れ、積極的に食べるようにしましょう。
また、ねぎの仲間の「玉ねぎ」も同様に「温・辛」の性質を持っています。玉ねぎは、コレステロール値が上がるのを防ぐ作用があるため、常食されると、動脈硬化や脳卒中、高血圧の予防にもなるとされています。
冷えから起こる腰痛・膝痛・背中痛、神経痛や関節痛にも、ねぎの効果が知られていますので、これらにお悩みの方も、ねぎを積極的に日々の食事に取り入れられてみられて下さい。
東洋医学や漢方医学の考え方に「医食同源」という言葉があります。漢方薬についても全て「生薬(しょうやく)」といって自然由来のものから作られています。冷え性改善の漢方薬は、当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することが可能です。心療内科において、漢方薬による治療をご希望の患者様は、ぜひこの機会にご相談されてみられては如何でしょうか。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、自律神経失調症、冷え性、睡眠障害(不眠症)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、心身症、
摂食障害、パニック障害、月経前症候群、更年期障害、
統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。