こころのペリカン便り

Column

【心療内科Q/A】「『冷え』予防に、身近なスパイスを活用しましょう」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

私たちが普段から用いている多くのスパイスには、身体を温める効果(薬効があります。冷えの予防のために、毎日の食事にぜひ上手に取り入れていきたいものです。身体を温めるのに効果がある、主なスパイスを以下に挙げさせて頂きます。

 

 

ういきょう特に血行を良くして、身体全体を温める薬草です。胃腸の調子を整える働きがあります。また、神経に作用して、気力の充実作用がありますので、身体が冷えやすく、何となくやる気が出ないという「虚証」タイプの方は、常用すると気力が充実してきます。また胃腸だけでなく、腎や膀胱系にも早楽ため、冷えて下半身が痛む時や、膀胱炎にも効きます。解毒作用、去痰(きょたん)作用、鎮痛作用もあります。

 

 

こしょう:胃腸を温め、調子を整えます。特に「気」が逆上しているのを鎮める働きがあるため、冷えによる消化不良で嘔吐が激しい時に効きます。解熱や筋肉のコリを取り除く作用もありますので、風邪の初期にも有効です。また、血液の循環が乱れて古血が滞る「瘀血(おけつ)」を下す作用もあります。

 

 

さんしょう:胃腸を温めて、食欲を増進させると共に、魚や肉の毒を消す作用があります。また、消炎、利尿、鎮痛作用。風邪を治す…等の働きがあります。

 

 

とうがらし最も身体を温める作用が強いスパイスです。特に、消化器系を温めて、食欲を増進させる効果があります。また、除湿作用があるので、梅雨時や夏の蒸し暑い頃に食べても、発汗を促して新陳代謝を活発にします。

 

 

……この他にも、サフラン、ハッカ、しょうが、しそ、といった香りの強いものが冷えに効果があります。スパイスの香りは、アロマテラピーに使われるハーブのように、自律神経に作用して、「気」の巡りを良くする効果もあります。

 

 

ただし、スパイスは刺激物でもありますので、一度に大量に摂取すると内臓を痛める恐れがあります。少しずつ、毎日摂ることが、スパイスの効果を引き出す“秘訣”です

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

なお、冷え症改善の漢方薬は、当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することが可能です心療内科において、漢方薬による治療をご希望の患者様は、ぜひこの機会にご相談されてみられては如何でしょうか。

 

 

 

当院では、自律神経失調症、冷え症、睡眠障害(不眠症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、心身症、

摂食障害、パニック障害、月経前症候群、更年期障害、

統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。