A.
医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
うつ病に罹った患者さまに特有の「考え方の癖(=認知)」には、次のような傾向があるとされています。
- ものごとを、白か黒かのどちらかで考える「全か無か思考(完璧主義)」。
- たった一つの良くないことがあると、世の中すべてそうだと考えてしまう「一般化のしすぎ」。
- たった一つの良くないことばかり考えてしまう「心のフィルター」。
- 良い出来事を無視(軽視)してしまう「マイナス化思考」。
- 根拠もないのに、悲観的な結論を出してしまう「結論の飛躍」。
- 自分の失敗を過大に考え、長所を過小評価してしまう「拡大解釈と過少評価」。
- 理性的でなく、感情で評価してしまう「感情的決め付け」。
- 「~すべき」とか「~すべきでない」と考え、そうしないと罰でも受けるかのように感じてしまう「すべき思考(べき論)」。
- 「自分はだめ人間だ」のように、極端な形で一般化してレッテルを貼ってしまう「レッル貼り」。
- よくないことが起きると何でも自分のせいにしてしまう「個人化」。
紹介書籍・文献等によっては、呼び方や分け方に違いはあるものの、網羅されている内容としてはほぼ同じものとなります。
これらの「考え方の癖(認知)」はご自分でも気が付かない内に、徐々に形成され習慣化されていきます。そして、これらが余りにも強くなり過ぎてしまうと、場合によっては、うつ病の発症に至ることもあるのです。
このコラムを読まれまして、
ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、
不安障害、適応障害、摂食障害、心身症、
パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、
月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、
過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。