こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「寒くなると『肩こり』が酷くなることはありますか?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

2月は1年の内で、最も寒い時期です。このような時期は、寒さによって、手足だけでなく、血管も収縮しやすくなり、血」の巡りは全身の至るところで滞りがちになっています。新鮮な「血」が身体の隅々まで行き渡らないことで、血色は悪くなり、頭痛や関節痛、肩凝りなどの「刺すような痛み」が起こり易くなります

 

 

寒さ」は言うまでもありませんが、「ストレス」や「筋肉の緊張状態」が続くことによる“血行不良”からも、痛みは生じます特に「首」と「肩」は、重い頭を支えて負担が掛かっているため、常に筋肉が緊張しやすい状態にあります。

 

 

また、首と肩の辺りは、脳に多くの「血」を送る為に、太い血管が数多く通っています。よって、「血」の循環が悪くなり停滞してしまうと、これらの血管が強く圧迫され、血行不良が広がって、筋肉や周辺の組織の緊張が高まるため、首と肩の周りは痛みが酷くなりやすい場所とも言えるでしょう。

 

 

身体を巡っている「血」や「水」は、停滞することで、みが生じる性質があるため、巡りを整えて、停滞を無くしていくことが、こういった痛みを軽減していくための近道です。特に、とにかく身体を温めて滞りを無くしていく食べ物としては、ニンニク、カボチャ、エビ、カブ、鶏肉、ショウガ、スパイス類、長ネギ…等がお勧めです。

 

 

また、昔から伝わる知恵として、肩こりには葛粉が良いというのも事実であり、葛粉もお勧めです。葛粉は血流の改善を助けて、首や肩周辺の強張り・緊張をとる性質があります。ショウガやシナモンといった身体を温める性質のある食材と一緒に摂ることで、より上手に身体を温めることが出来るのです。

 

 

 

肩こりや冷え性改善の漢方薬(漢方療法)は、当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することが可能です心療内科において、漢方薬による治療をご希望の患者様は、ぜひこの機会にご相談されてみられては如何でしょうか。

 

 

当院では、自律神経失調症冷え性をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安障害(不安症)、

睡眠障害(不眠症)、過敏性腸症候群(IBS)、心身症、

摂食障害(過食症)、パニック症、強迫症、適応障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

月経前症候群(PMS)、統合失調症、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。