こころのペリカン便り

Column

【心療内科Q/A】 「『熱中症』の予防対策を教えて下さい~暑熱順化」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

梅雨が明けるといよいと夏本番です。中医学(漢方医学)では、熱中症に負けない身体作りのためには暑熱順化をしていくことの重要性が指摘されています。

 

 

「暑熱順化」とは、身体を徐々に暑さに慣れさせていくことを指しています。ポイントは早い内から汗を適切にかけるようにしておくことです。

 

 

汗は、外の暑さによって上がったしまった身体の内側の体温を下げるために出るわけですが、体温が上がっているのに汗が上手くかけないと、体内で熱が溜まり続けてしまい、「熱中症」に至ってしまうのです。

 

 

そのために出来ること(対策)は、以下のものが挙げられます。

 

 

少し汗ばむ程度の運動(散歩やストレッチ等)をして、今の内から汗をかき慣れておくこと。

半身浴を開始してみること(半身浴の効果がでるには、1週間程度掛かりなす)。

③ 運動や半身浴の前後には、ミネラル分が豊富な水分(麦茶など)を常温で飲むこと

④ 冷房は寒すぎない温度に設定し、定期的に空気を入れ替えて、室内と外気温の差を小さくするように意識してみること。

 

 

以前にお勧めの半身浴の仕方について、同コラムにも掲載させて頂きましたが、半身浴は、「汗をかきやすくする」以外にも、「睡眠の質を向上させる」「むくみをとる」「気圧痛の解消」といった様々な効果がありますので、ぜひ継続して行われることをお勧め致します。

 

 

 

当院では、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、睡眠障害、

心身症、自律神経失調症、ストレス関連障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)

パニック障害、不安障害、摂食障害(過食症)、

月経前症候群、統合失調症、過敏性腸症候群、

強迫性障害、アルコール使用障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。