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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
前回のコラムで、梅雨時おこる「湿邪(しつじゃ)」について記載させて頂きました。今回はその続きになります。
三国志に登場する関羽も、雨期の湿気(湿邪)による古傷の痛みには悩まされたそうです。古来より、梅雨時には、ジメジメとした湿邪による腰や関節の痛みや痺れ(腰痛・関節痛)が起こり易いことが知られているのです。
“梅雨冷え”と呼ばれる湿度が高いのに気温は低い「寒湿」や、ムシムシと暑苦しい「湿熱」等により、血行不良、神経の通りの悪化が起き「痛み」が生じるのです。
また、雨により外出する機会が減ることによる運動不足も、直接的に血行不良を招き、痛みの原因になってしまいます。室内ででも構いませんので、適度に身体を動かして、血行促進を図りましょう。
体内を除湿することでも、湿邪を追い払いましょう。前回ご紹介した「薬味」や「薬膳」(しょうが、紫蘇、みょうが、ねぎ)の利用は勿論のこと、他にも山椒(さんしょう)・シナモンといった香りの良いスパイスもぜひ用いてみて下さい。
「飲み物」としてこの時期に優れているものは、「ハト麦茶」や「黒豆茶」です。これらが身体の湿気を体外に排出しやすくする(=水分代謝を上げる)効果があります。そして、体の外側からも内側からも冷やさないようにすることも大切なポイントだと言えるでしょう。
当院では、自律神経失調症、冷え症、睡眠障害(不眠症)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、心身症、
摂食障害、パニック障害、月経前症候群、更年期障害、
統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
また必要に応じて、保険適用で漢方薬による治療(漢方療法)も行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。