こころのペリカン便り

Column

【心療内科Q/A】「全ての疲れは『脳』からきているのですか?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

脳疲労は一番自覚しづらい反面、「疲れの根幹をなす重要なファクター」なのです。全ての疲れは脳の自律神経が大きく作用しているといっても過言ではありません。

 

 

自律神経は心身の状態を一定に保つため、呼吸や心拍数を常に調節する役割を担う神経です。過労やストレスにより、過度に自律神経が活動すると、大量の活性酸素が発生します。そして、この活性酸素が神経を傷つけるために、疲労感が生まれると言われています。

 

 

脳の神経疲労に効く成分として有名なものは、イミダゾールジペプチド(イミダペプチド)という成分です。鶏の胸肉、マグロやカツオといった回遊魚の赤身に多く含まれています。これらの食品はぜひとも積極的に摂っていきたいものです。

 

 

睡眠」も脳疲労の解消には欠かせません良い睡眠がとれていないと、脳疲労が解消せず、身体の疲れがとれないばかりか、頭も何となくスッキリしません。加えて、ポジティブな発想や考えが浮かびにくくなる一方、ネガティブな発想や考えが浮かびやすくなります。

 

 

また、同じ脳の部位ばかりを使い続けていることも、脳疲労には影響を与えます例えば、ずっとパソコンに向かっての作業をされている場合は、時には外の景色を眺めたり、心地の良い音楽を聴いたり、軽く身体を動かして見られたり、ホッとする飲み物をゆっくりと味わってみたり……といったことを適宜取り入れられると、脳の疲労度もかなり軽減されてくることでしょう。

 

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

心身症、ストレス関連障害、睡眠障害(不眠症)、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、

パニック障害、不安障害、摂食障害(過食症)、

月経前症候群(PMS)、統合失調症、過敏性腸症候群、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

強迫性障害、アルコール使用障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。