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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
朝、目が覚めてもしばらくは頭がぼんやりして、体もだるい。できればこのまま会社を休んでしまいたい……。このような誘惑と日々戦っている人も少なくないと思います。
朝スッキリ起きられない原因の一つは、身体が休息モードから活動モードに切り替わっていないからなのですが、この切り替えをするには五感を刺激するのが効果的です。
その中でも「アロマテラピーで使用する精油で嗅覚を刺激する」というのは、絶大な効果があります。
何故なら、精油の成分は、鼻からとりこまれると脳までダイレクトに伝わり、覚醒を促すことが出来るからです。
目覚めの為のアロマテラピーのやり方は様々ですが、朝に行なうのであれば「吸入」という方法がオススメです。これは精油をティッシュに1~2滴落とし、それを手にとって香りを嗅ぐというものです。
予めベッドのそばに精油のビンを用意しておけば、朝起きてすぐにベッドの中でアロマテラピーができます。
アロマオイルには、朝に使うべきものとそうでないものがあります。間違ったものを使うと効果が得られないばかりか、増々眠くなる可能性があるので、選択には気をつけるようにしましょう。
基本的には、柑橘系のアロマには覚醒作用のあるものが多いです。
一部のハーブ系のアロマにも、目覚めを促す作用を持つものがあります。
朝向きの精油には、レモン、レモングラス、グレープフルーツ、ローズマリー、ローズウッド、ペパーミント等が挙げられるでしょう。
その中でも、代表的な3つを以下に詳細と共に挙げますので、ぜひ参考にされてみられて下さい。
① レモン
・興奮やイライラを落ちつかせ、気持ちをリフレッシュさせる
・血液の循環をよくして、冷えやむくみを改善する
・免疫力を高め、感染症を予防する
レモンの精油に含まれる「リモネン」という成分は、体温を上げる働きがあります。体温が低いことも、朝スッキリと起きられない原因のひとつです。
特に、血の巡りが悪い人は朝の体温が低いことが多いですから、そういう場合はレモンの精油を活用しましょう。
② ペパーミント
・頭をスッキリさせて眠気を覚ます
・風邪や咳、鼻づまりなどの呼吸器系のトラブルを改善する
・抗炎症作用により、肌の痒みを鎮める
ペパーミントは、呼吸器系・消化器系の不快な症状を和らげます。花粉症や鼻づまりに悩んでいる時や、二日酔いの朝に使うと効果を発揮します。
③ ローズマリー
・やる気が無い時や、落ち込んだ時に元気になれる
・低い血圧を正常に戻す
・肌のたるみやむくみを解消する
ローズマリーは、脳細胞を活気づけて、頭をスッキリさせる作用があります。
夜型の人はエンジンがかかるのが遅く、昼過ぎになってようやく活動モードになることも少なくないと思います。「午前中はどうも頭が回らない……」という場合は、ローズマリーのアロマをぜひ試してみて下さい。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
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