こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「『睡眠負債』って何なのでしょうか?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

近年の最新の睡眠研究においては、睡眠が足りていない状態を、「睡眠不足」ではなく「睡眠負債」という言葉で表現るようになりました。

 

 

何故かと言いますと、「借金」と同様に、「睡眠」も不足して返済が滞ると首が回らなくなり、しまいには、脳も身体も思うようにならない「眠りの自己破産」を引き起こすからです。

 

 

 

ちょっと多めに眠った位では、簡単には睡眠負債は返せません。

単純に「借りた元金」を返せば良いというわけではなく、そこには「法外な利子」がつくとイメージして下さい。

 

 

睡眠負債があると、日中の行動に大きなマイナスの影響が及びます。

一見すると普通に起きているように見えても、実は脳と身体は、正常に働いていない可能性があるのです。

 

 

 

これが「睡眠負債」と呼ぶようになった所以です。

睡眠負債が蓄積してしまい、取返しがつかない状況に陥る前に、ご自分がそういった危機的状況に陥ってはいないか、「たかが睡眠不足」と甘く考えてしまってはいなかったか、この機会にいま一度よく振り返ってみられては如何でしょうか。

 

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、睡眠障害(不眠症)をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、

パニック障害、自律神経失調症、月経前症候群、

統合失調症、強迫性障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。