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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
親御さんや保護者の方からよく伺う言葉の中に、「子どもが『将来自分はプロゲーマ―になるから、1日中ゲームをするんだ』と言っているのですが、親としてどう答えればよいのでしょうか。実際、プロゲーマ―でやっていけるものなのでしょうか?」というものがあります。
プロゲーマ―(ここでは「ゲーム等でお金を稼いで生活を成り立たせている人」とします)でやっていくためには、高い運動能力や集中力、動体視力等を要します。このため、20歳代後半には引退を余儀なくされることも多く、かなり厳しい世界のようです。さすが、「e-スポーツ」と言われるだけあります。
プロゲーマ―の世界は黎明期なので、まだその道は確立されていません。ゲームが上手なのは必須で、さらにクラブチームに所属したり、スポンサーをつけたりしなくてはならないようです。賞金が沢山出る大会は海外のものが多いので、ある程度の英会話能力も必要だと思われます。
バッティングセンターで打ててもプロ野球選手にはなれないのと同様に、ゲームが上手いだけではプロゲーマ―として成立しないようです。
若者が夢に向かって邁進することは悪いことだとは思いませんが、「プロゲーマ―」という夢を語りながら、ただ漫然とゲームをされているだけのようであれば、方向性を見直す必要はありそうです。
そして「プロゲーマ―」になれなかった時や、もしくは「プロゲーマ―」としての活動を終えた後のことも、ある程度視野に入れておくことも大切なことだと言えるでしょう。
このコラムを読まれまして、
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心身両面からの治療とサポートを行っております。
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