こころのペリカン便り

Column

【心療内科Q/A】「今なぜゲーム依存がここまで強調されるようになったのですか?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

昭和や平成初期のゲームはオフライン(インターネットに繋がっていない)が主でしたので、1つのゲームをどんなにやり込んだとしても、ある程度の限界がありました。

 

 

例えば、ロールプレイングゲーム(RPG)であれば、せいぜい100時間もあればクリアできるものが多かったでしょう。また、一緒にゲームを楽しむことが出来る相手も、実際に会える友人や家族などに限られていたとも言えます。

 

 

しかし、オンラインゲームは、次々とゲーム会社から新アイテムや追加ダンジョン(イベント)等が配信後も配給され、終わりがない(クリア地点がない)状態になっていきます。また、世界中の多くのユーザーやプレイヤーと一緒にゲームを楽しめてしまいます。このことから、ゲームは以前の「有限性(限界性)」から、「無限性」を帯びるものへと変化したという訳です。

 

 

無限に楽しめてしまうということは、より過剰なゲームの使用(利用)に当然ながら繋がり、かつ「依存」にも繋がり現状を作ってしまった、という訳です以前のように、100時間程度ではやめることが出来ないような作りになってしまったことを意味します。

 

 

このように「ゲーム依存」は、インターネットの出現とその急速な拡大・普及に伴い、それまでは「依存」にまで陥ることがなかったユーザーやプレイヤーにおいても、依存の問題が出やすくなってしまったと考えられています。

 

 

 

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

ゲーム障害(ゲーム依存)、ネット依存、スマホ依存をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、

パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、

過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。