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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
うつ病になると、意欲や気力が衰えて、感情や興味が失われ、家事や仕事が手につかなくなってしまいます。また、そんな自分自身に対して、焦りや罪悪感を抱くようになり、「いっそのこと消えていなくなってしまいたい」とまで思うようになることさえあります。
うつ病の症状として、具体的には次のようなものが挙げられます。
- 憂うつで元気が出ない
- 物事に対して興味・関心が持てない
- 不眠(または、過眠)
- 食欲減退と体重の減少(または、食欲増加や過食)
- 疲れ易さ・気力が出ない
- 強い焦燥感がある
- 思考力・集中力・決断力等の低下
- 自分への無価値観や罪悪感を抱く
- 死を度々考えてしまう
これらの項目の内、「① 憂うつで元気が出ない」、または「② 物事に対して興味・関心が持てない」のどちらかを含む5つ以上の項目が、2週間以上続いた場合、うつ病である可能性が出てきます。
うつ病の初期症状として、一番気付きやすいものが「③不眠(または、過眠)」といった「睡眠障害」だと言われています。実際、うつ病と診断をされた患者様の内、9割以上の方が、何らかの睡眠障害に悩まされているというデータがある程です。よって、睡眠障害の治療がキッカケとなり、うつ病の早期発見に繋がることも少なくはありません。うつ病は「早期発見・早期治療開始」が、何よりも重要視されています。
まれに、精神症状が現れにくいタイプのうつ病の方もいらっしゃられます。うつ病は、一般的には、気分の落ち込みや意欲の低下といった、精神面の症状が強く現れる病気です。しかし近年では、うつ病が身体化する方も少なくありません。
具体的には、精神症状よりも、倦怠感、頭痛、動悸、食欲不振、息苦しさといった身体面の不調が強く出てしまうタイプの方です。このように、身体症状が前面に出て、精神症状を見えにくくしていることから、通称「仮面うつ病」と呼ばれています。このタイプのうつ病の方は、まさかご自分がうつ病だとは思われず、多くの科や病院を巡られ、心療内科や精神科にたどり着くまで、かなり労力や時間を費やされてしまうこともあります。
うつ病はなぜ起こるのか、その原因やメカニズムは未だ解明されていない部分が多々あります。「内因性」「心因性」「身体因性」という要因で考えられる場合もありますし、脳内の神経伝達物質が関連しているとされる説(「神経伝達物質仮説」)も提唱されてきています。
「内因性」が示すような遺伝的な素因は確かにあるようです。しかし、それよりもむしろ、掛かってくるストレスの大きさ(量・質)と、そのストレスをどのように受け止めるか(知覚・認知)といった「心因性」の方が、より大きな要因となり得るという考え方が優勢であると言えるでしょう。
このコラムを読まれまして、
ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、うつ病・躁うつ病をはじめ、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、
不安障害、適応障害、摂食障害、心身症、
パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、
月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、
過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
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