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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
大人の発達障害の方(あるいは、その傾向の方)にとって、
職場や仕事がご自分に上手くマッチングするかどうかは、非常に大切な事柄です。
それが上手くいかない場合、発達障害の二次障害として、
適応障害、うつ病、不安障害……といった疾病が表出することすら起こり得ます。
そういった意味では、発達障害の方が、
どうしても今現在の職場での適応が困難で、かつ、
職場側に相談をされても配慮やサポート、フォローが見込めない場合、
「転職」を視野に入れていくのは止むを得ないでしょう。
転職を視野に入れられた際、重要になってくるのが、
的確な「自己分析」と「自己理解」に他なりません。
自分自身の得意ー不得意をしっかりと具体的に分析し、
出来るだけ「不得意」な業務が少なく「得意」が活かせる仕事内容であることが、
仕事の成績や意欲、パフォーマンスにも顕著に繋がっていくことでしょう。
そして、仕事内容のマッチングに加えて、
その職場の雰囲気や仕事のやり方についても、重要なポイントとなってきます。
就職をする前に、これらのことを知るためには、
大抵の会社の場合、そのチャンスは「面接」の時しかありません。
もちろん、「内定を得るだけで精一杯です」という考え方もあります。
しかし、「転職先でまた同じ轍を踏まないように、事前に情報を得ておこう」
という考え方もあることを、頭の片隅に置いておいて頂けましたら幸いです。
もし後者のように考えられた場合、
面接時に確認しておきたいポイントを以下に挙げておきます。
以上の例は、あくまで発達障害によく見られる傾向を前提として、挙げています。
繰り返しになりますが、実際の所、発達障害の特性は、一人ひとり異なります。
可能であれば、支援機関の助けも借りながら、
しっかりと自己分析を行われて、
自分にとっての“必要な条件”とは何なのか、
それを確認するためにはどのような“質問”をすれば良いのかを、
よくよく相談・検討されるのがベストだと思われます。
このコラムを読まれて、
ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、大人の発達障害(ASD、ADHDを含む)をはじめ、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、パニック障害、
睡眠障害、自律神経失調症、月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。