A.
医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
ADHDや自閉スペクトラム症(以下、ASD)等の発達障害をお持ちの方は、睡眠障害を併発してる場合が多いことが知られています。
例えば、ある程度目は覚めているのに、
「起きなくては」という気持ちすら起きずに、
そのまま目覚ましを止めて寝てしまうという背景には、
発達障害の方の特性の一つでもある「行動の転換(切り替え)」の苦手さが、
この朝起きるというシチュエーションでも起きてしまっている、
ということも十分にあり得るでしょう。
また、発達障害の方の持つ「過集中」により、
夜寝る前に行っていたことが中々切り上げられず、
夜更かしの習慣がついてしまい、
それが睡眠障害に繋がってしまうこともあります。
さらに、睡眠-覚醒といった体内時計(体内リズム)がずれてしまいやすいことも、
その原因の一つとして挙げられていますが、
ここで重要なことは、
もし睡眠に何かしらの困難や障害を感じられた時には、
一人で何とかしようと自己判断で対処するのでななく、
医師のアドバイスと協力が、改善への「鍵」となってくるということです。
医師の正しい指導の下で、早めに適切な治療を受けるのと同時に、
ご自分でできる「朝寝坊を防ぐ工夫」を下記に幾つかご紹介させて頂きます。
これらの方法は、あくまでも、毎日ある程度決まった時間に就寝されており、
それをされてもなお、どうしても朝が起きられない、という方を対象としています。
まずは、規則正しい起床-就寝を心掛けることが最優先事項であるということを、
どうか忘れないでください。
このコラムを読まれて、
ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、
大人の発達障害(ADHD、ASD含む)をはじめ、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、パニック障害、
睡眠障害、自律神経失調症、月経前症候群、統合失調症など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。