こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「『適応障害』と喪失の悲しみの関係性とは…?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

適応障害の原因の一つには、人が「愛着を持つ」ということ自体にも大きく関係しています。例えば、慣れ親しんだ相手や環境から離れて、新しい環境に移られた時、一般的に、人は気が付かない内に大きなストレスを受けています(参照:ライフイベントを重ね過ぎてはいませんか?)。

 

 

このことは、一部の新規性探究心の強い方には、ストレスというよりもリフレッシュ効果をもたらしますが、一般的に大多数の方にとっては、大なり小なり、愛したものを失う体験として、苦痛や悲しみをもたらします。

 

 

そうした愛着対象を失う体験、つまり喪失体験は、抑うつの原因の一つでもあります。結婚をされた機に転居をされたことから、うつになられてしまう場合もあります。そして、その原因(要因)は、ご本人にも自覚がされていないことも珍しくはありません。何故なら、楽しいことや嬉しいことはストレスにはならない」という“誤解”をされている方が少なくはないからです

 

 

抑うつの症状が、ある程度回復されて、改めてご自分の身に起こられたことを振り返られた時に、それまで慣れ親しんだ生活を失ったことが、抑うつの引き金になっていたことに気付かれるのです。

 

 

愛着対象を失う悲しみは、生きている以上、誰しも経験されることです。ただ、そのことが自覚されずに、そのまま抑圧してしまう(心の奥底に沈めてしまう)ことが、その方にとって、最終的に一番有害な作用を及ぼしてしまいます。

 

 

まずは、その悲しみを自覚することだが大切なのです。そして、その悲しみを押さえつけたり、無理に飲み込もうとされたりするのではなく、言葉や行動によって、充分に表現・表出していくことこそ大切なのです(=喪の作業)。同時に、上記のことを行いつつ、次の目標や生きがいを見つけて、それに向かって動くことも大事になってくるのです。

 

 

 

当院では、適応障害をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、自律神経失調症、

睡眠障害(不眠症)、ストレス関連障害、統合失調症、

パニック症、強迫症、不安症、摂食障害(過食症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

月経前症候群(PMS)、過敏性腸症候群(IBS)、心身症など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っておりますカウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。