こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「睡眠薬の服用を開始する時の『注意点』を教えて下さい」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

睡眠薬は一般的に、睡眠障害(不眠症)のタイプに応じて使い分けられます。例えば、入眠障害の方には、超短時間~短時間作用型の睡眠薬といったように、服用されてからどの時点で効力が発揮されるかが、よく考えられて作られているのです。

 

 

複数の睡眠障害(不眠症)のタイプを併発されている患者様(例:「入眠障害+中途覚醒」等)もいらっしゃられますが、睡眠薬の種類を増やせば一概に治療効果が上がる、とは限らず、却って副作用が増える恐れがあります。

 

 

そこで現在では、睡眠薬の服用の開始時は、できるだけ1種類の睡眠薬で治療を開始することが望ましいとされています

 

 

睡眠薬の服用を開始される時には、以下のような点に注意が必要です。

 

 

◎「用法・用量を厳守する:自己判断で、服用量や服用回数を変えたり、勝手に服薬を中止されたりすると、不眠の悪化や副作用の増強を招く恐れがあります。

 

 

◎「寝床に入る直前に飲むようにする:睡眠薬は服用されてから10分~30分程度で効き始めます。薬が効き始めている時に活動をされると、ふらつきや転倒を引き起こしかねません。寝る準備が整ってから薬を飲み、速やかに寝床に入るようにされて下さい。

 

 

◎「アルコールと一緒には絶対に飲まない:アルコールを含むお酒を睡眠薬と一緒に飲むと、危険な副作用や、重篤な事故に繋がることもあるので、絶対に避けて下さい。

 

 

 

このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、睡眠障害(不眠症)をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、

自律神経失調症、心身症、ストレス関連障害、

パニック症、月経前症候群(PMS)、摂食障害(過食症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。