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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
以前同コラムにて「タバコは自律神経にどんな影響を与えますか」という内容を書かせて頂きました。今回のコラムは、その内容ともリンクしてくるものだと言えるでしょう。
タバコの煙に含まれる「ニコチン」には、一時的に気分を落ち着けるリラックス効果がありますが、効果があるのは「吸入直後」だけです。その後は、覚醒作用だけが、数時間にわたって持続するため、寝つきが悪くなります(入眠障害に繋がりやすくなります)。
また、喫煙者の方は、浅い眠りである「レム睡眠」の時間が増えて、深い眠りである「ノンレム睡眠」の時間が減るため、熟睡感を得にくくなることも分かってきています(熟眠障害に繋がりやすくなります)。
加えて、ニコチンに対して依存度が増すと、夜中にタバコが吸いたくなって目が覚めてしまうこともあります。その結果、日中に眠気が現れ、眠気を覚ますためにタバコを吸い、さらに熟眠感が得られなくなってしまう……という悪循環に陥ることもあります。
そういった意味では、喫煙者の方は、ご自身のタバコを吸われる頻度や、それに伴う熟眠度の変化に対して、常にアンテナを張っておくに越したことはないと言えるでしょう。
当院では、
うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、
心身症、アルコール使用障害、ストレス関連障害、
パニック症、月経前症候群(PMS)、摂食障害(過食症)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。