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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
同タイトル「『適応障害』で休職を勧められましたが、正直迷っています…」として、今まで3回に渡りこのコラムを記載させて頂いております(参照:「1回目」・「2回目」・「3回目」)。今回はその「4回目」となります。
「適応障害」との診断を受けられ、医師から休職を勧められたものの、自分の気持ちや判断に自信が持てない患者様の気持ちには、以下のようなものがあると言われています。
①「今自分が休んだら、皆に迷惑が掛かってしまう」
②「自分がいないと、仕事(業務)に支障が出てしまう」
③「今休んだら、仕事に遅れが出てしまう」
④「休んでいると、自分の席がなくなってしまう」
⑤「とてもじゃないけれども、長く休んでなんていられない」
……もしもこのようなお気持ちでいらっしゃられる方がいましたら、私たち医療者として、掛けてあげたい言葉は次のようなものになります。
①「今自分が休んだら、皆に迷惑が掛かってしまう」⇒「いま無理をしたら、却って皆に心配を掛けることになってしまうから、まずはしっかり病気を治しましょう」
②「自分がいないと、仕事(業務)に支障が出てしまう」⇒「今の状態で職場に行っても、折角のあなたの能力を100%発揮できなくて、自分を責めることになってしまいかねませんよ」
③「今休んだら、仕事に遅れが出てしまう」⇒「だいじょうぶ。病気さえ治れば、充分にいくらでも挽回できますよ」
④「休んでいると、自分の席がなくなってしまう」⇒「今は仕事よりも、ご自分のお身体の方を大事にしてあげて下さい」
⑤「とてもじゃないけれども、長く休んでなんていられない」⇒「長期のリフレッシュ休暇を取ったと思って、ゆっくり休まれて下さい」
このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、適応障害をはじめ、
うつ病、躁うつ病(双極性障害)、自律神経失調症、
睡眠障害(不眠症)、ストレス関連障害、統合失調症、
パニック症、強迫症、不安症、摂食障害(過食症)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、
月経前症候群(PMS)、過敏性腸症候群、心身症など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っております。カウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。