こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「職場の風通しを良くするために、何が出来るでしょうか?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

今回は、職場の風通し(雰囲気)を良くするために、今日からでもすぐに実践可能なことを、以下に挙げさせて頂きます。どれも一つひとつは、非常にシンプルかつ簡単な事柄です。但し、「毎日(日々)自分は、これらの事柄を“確実に”実行しているだろうか?」と考えた際、如何でしょうか。この機会に一度、以下の内容を確認されてみられて下さい。

 

 

1.「挨拶」はコミュニケーションの第一歩。自分から積極的に行なっています。

 

2.与えられた仕事の内容(背景、意義、目的、納期等)をきちんと理解しています。

 

3.自分で調べたり考えたりすれば分かるようなことは、簡単に質問しないようにしています。

 

4.報告、連絡、相談をこまめに行ない、簡潔・的確に伝えています。

 

5.報告などでメールを多用して、一方的に完了したつもりになっていないかどうか、口頭などでの確認も併せて行っています。

 

6.上司が忙しそうにしている時、自分の都合だけで報告や相談をしないようにしています。

 

7.上司の助言、経験談などを興味を持って聞いています。

 

8.勤務態度はきちんとしており、遅刻・早退・無断欠席はありません。

 

9.有給休暇を取得する際には、仕事の状況、職場の状況を勘案しています。かつ、適切な時期に申し出ています。

 

10.上司や先輩など目上の人、取引先の人を敬う気持ちを持っています。

 

11.権利を主張する前に、部下として上司を補佐する義務を果たしているか考えています。

 

12.日々の気分、機嫌は安定していて、アップダウンはありません。

 

 

……如何だったでしょうか。これら上記のことを、胸を張って「いつもきちんと出来ています」と言える状態であるならば、あなたを取り巻く職場の環境・上司・同僚は、きっととても快適なものになっているはずです。

 

 

「…時々出来ていないこともあるな」、「その点は正直全く出来ていなかったな…」という項目があったならば、それはご自身の職場環境をより快適なものにする為の「余白(伸びしろ)」が、まだまだあることを意味しています。取り組みやすいものから、焦らず一つひとつ、実践していきましょう。

 

 

 

当院では、適応障害をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、自律神経失調症、

睡眠障害(不眠症)、ストレス関連障害、統合失調症、

パニック症、強迫症、不安症、摂食障害(過食症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

月経前症候群(PMS)、過敏性腸症候群、心身症など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っておりますカウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。