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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
喉にまるで何かが詰まっているような異物感(つかえ感)があるので、耳鼻咽喉科などで検査をしても「何も異常はありません」と言われてしまう…。これは、特に女性によく起きる自律神経失調症の症状の一つです(勿論、男性にも起こります)。同じ症状を表す用語として、「ヒステリー球」、「咽喉頭異物感症」、漢方では「梅核気(ばいかくき)」と表現することもあります。
この漢方の「梅核気(ばいかくき)」という呼称にも入っていますように、漢方の重要な3つの要素である「気」「血」「水」の内、「気」の鬱滞(うったい)により生じると漢方では考えられており、この「気」の巡りを改善させる(=自律神経を安定させる)ことが、根本的な治療法となってきます。
その「喉の詰まり感」に用いられる代表的な漢方薬には、「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」などが挙げられます。
この「半夏厚朴湯」は「気分が塞いでおり、咽頭や食道部に異物感があり、時に動悸・眩暈・嘔気・げっぷ等を伴う症状」の際に用いられる代表的な漢方薬です。
また、この症状にお悩みの方は、「医食同源」の観点からすると「セロリ」を積極的に摂取することも推奨されいます。
心療内科・精神科における、漢方薬による治療をご希望の患者様は、ぜひこの機会にご相談されてみられては如何でしょうか。
漢方薬はお一人おひとり、その方の体格(「証」)や身体の状態をきちんと診て、最も適したものをお出しします。逆に言えば、漢方薬は「症状だけでは選べないものである」とも言えるのです(=「同病異治」)。なお、これらの漢方薬は、当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することが可能です。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、自律神経失調症、心身症をはじめ、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、
摂食障害、パニック障害、睡眠障害(不眠症)、
月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、
過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。