こころのペリカン便り

Column

【心療内科Q/A】「ネットやゲームに底つき体験はありますか?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

ゲーム(オンラインゲーム)やネットに依存してしまわれている方々にとって、「ある種の『底つき体験』はあるのでしょうか?」というご質問を頂くこがありますが、基本的には「ほぼありません(底つきは期待できません)」というお答えになるかと思われます。

 

 

依存的な視点から回答すると、ゲームやネットは「依存物」です。ゲームやネットにのめり込んでしまうのは、ただ興味関心を持って“楽しんで”いるだけではなく、ゲームやネットをしないと不快になる(イライラしたり、落ち着かなくなったりする)という症状が出現するために(=依存の「負の強化」)、ゲームやネット以外の活動が困難になっている可能性が考えられます。そして、依存物はやればやるほど、この「負の強化」が進行していくことが危惧されます。

 

 

また、依存物は「飽き」が中々きません「飽き」がくるのに、場合によっては数百時間、数千時間掛かります。加えて、インターネットの世界は広大ですので、例え1つのコンテンツを飽きたとしても、次の面白いコンテンツが次々と出されていきます。「飽き」がくることを待つという方法は、無謀なところがあると言えるでしょう。

 

 

 

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、ゲーム障害、ネット依存、スマホ依存をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、

パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、

過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。