こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「ダイエットと不眠は何か関連がありますか?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

ダイエットで夕食を抜いた際、眠れなかったり、夜中に過食をしてしまったり、といったことが起きやすくなります

 

 

実は、この現象には、脳から分泌されるオレキシンという覚醒物質(=目を覚まさせる物質)の影響が背景にあります。

 

 

この覚醒物質「オレキシン」には、食欲促進の働きもあるので、絶食すると、通常は夜間少ないはずのオレキシンの分泌が促され、覚醒度が上がります。

 

 

つまり、夕食を食べなければ、オレキシンの分泌が促進され、食欲が増大するうえ、覚醒して眠れなくなるのですさらにオレキシンは、交感神経の活発化体温上昇も引き起こすので、余計に眠りにくい状況を作ってしまうとも言えるでしょう。

 

 

反対に、食事を摂ればオレキシンの活動が低下し、覚醒度も落ち着くことが知られていますが、そうは言っても、遅めの夕食の食べ過ぎは、消化不良を招きかねません。

 

 

夕食は、適度にかつ消化に良いものを選んで、余裕を持って食べ終わるようにされると、身体にとっても、睡眠にとっても、一番良い形になるのではないでしょうか。

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では睡眠障害(不眠症)をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、

摂食障害、パニック障害、自律神経失調症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。