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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
ADHDに関しまして、全体数としては男性の方が数が多いことが知られていますが、
当然ながら、女性でADHDの診断を受けている方もいらっしゃられます。
そして、その方々の特徴として挙げられることは、
ADHDの特性の一つとして挙げらえる「多動性」が比較的目立たない、
所謂「ADD」型の方が多いということです。
「不注意」や「衝動性」は依然として顕在であるため、
そちらのお悩みやお困りにより、
日常生活や社会生活に支障が出てきてしまっているケースが、
少なくないと言えます。
例えば、仕事をされている際に、ケアレスミスを多発してしまったり、
重要な連絡や伝達を忘れてしまったり、
机周りがいつも片付かず、大切な書類の場所が分からなくなってしまったり、
紛失してしまったり……といったことに悩まされているかもしれません。
また、日常生活においては、
家計の金銭管理に悩まされることも少なくはないでしょう。
その理由としては、家計簿を付ける習慣が中々身に付かず、
どの位支出があるのかを把握し辛かったり、
ついつい衝動買いが止められなかったり……といったことが考えられます。
また、整理整頓が苦手であるため、買った物がどんどん家に溜まってきてしまい、
いつの間にか、家の中が物で溢れてしまい、
手が付けられない状態になっている可能性も危惧されます。
そして、特に指摘されるのが、
ADHDの女性は、毎月の「月経の後」と「排卵後」に、
脳内のエストロゲン低下により、
「衝動性」が強くなってしまうことです。
これは、その時期に入るとイライラが強くなったり、
何かと我慢がきかなくなったり、といったことが起こり得ます。
この生理のサイクルによる気分変動の大きさから、
初めは「月経前症候群(PMS)」等を疑われ、
婦人科を受診されるケースすらある位です。
そしてそのイライラや衝動性を抑えようとして取られる行動として、
女性の場合は、ネットサーフィンやネットショッピングが頻繁に使われます。
気が付いたら長時間ネット(スマホ)を見てしまっていた、
色々なものをネットで衝動買いしてしまっていた、といった事柄は、
ここからも起こり得るのです。
女性のADHDに対して、もちろん、精神科・心療内科での対応が可能です。
医師による投薬や心理教育に加えて、
心理師によるカウンセリング等が実施可能です。
また、ADHDに対しては、心理療法として認知行動療法の有効性が実証されており、
そちらを受けることも出来ることでしょう。
このコラムを読まれて、
ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症を含む)をはじめ、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、パニック障害、
睡眠障害、自律神経失調症、月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。