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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
前回、同コラムにて「『花粉症』を中医学(漢方)の観点から考えると…?Ⅰ」を記載させて頂きました。その中で「衛気(えき)」という概念について触れさせて頂きました。今回はその「衛気(えき)」について書かせて頂きます。
「衛気(えき)」は、現代で言うと「免疫力」や「バリア力」に近い概念です。中医学(漢方)においては、この「衛気(えき)」が充分であれば花粉の刺激にも耐えられますが、不足すると花粉の影響もすぐに出てしまうと考えます。「衛気(えき)」は、外部からの花粉やほこり、ウィルスから身体を守る力なのです。
「衛気(えき)」が充実している方は、身体のバリア力が強いので、気温が変化してもカゼ等を引きにくく、花粉などによるアレルギー症状も出にくくなっています。胃腸の調子も良く、いつもすっきり快適に過ごせます。
一方、「衛気(えき)」が不足している方は、外からの刺激に反応しやすい状態にあります。気温の変化によりすぐにカゼを引き、咳も何かと出易いです。加えて、肌がカサカサと乾燥しやすく、疲れが出易い傾向にあります。
あなたの「衛気(えき)」は充分にあるでしょうか。以下の項目の内、当て嵌まるものにチェックをしてみましょう。
□ 忙しいとすぐにヘロヘロになりがちである
□ 意欲的になれないことが多い
□ 少しの運動で息切れしやすい
□ 声に力がないと言われることがある
□ 咳き込むことが多い
□ 冷房が苦手だ
□ 風にあたると体調を崩しやすい
□ 風邪をよくひきやすい
□ 汗をよくかく
□ 鼻水が出やすく、鼻づまりしやすい
□ 便が軟らかいことが多い
□ 肌荒れしやすい
上記の内、当て嵌まる項目は幾つありましたか?
✓が4つ以上の方は……衛気不足の傾向にあります。生活習慣や食生活を一度見直してみましょう。
✓が2~3つの方は……まずまずのバリア力です。季節の変わり目は体調に注意され下さい。
✓が1つ以下の方は……充実した衛気の持ち主です。今の生活習慣を維持されて下さい。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、自律神経失調症をはじめ、
うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安症、適応障害、
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心身両面からの治療とサポートを行っております。
なお、漢方薬による治療をご希望の患者様は、診察時に医師の方にぜひご相談下さい。当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することも可能です。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。