A.
医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
2回に渡り「大人の発達障害と仕事」というテーマを扱ってきました。
そして、この2回において、
① 大人の発達障害(あるいは、その傾向)がある方々にとって、職場に“定着する”ことが課題(=困難)となりやすいこと。
② 職場を離職してしまう理由として、仕事の内容そのもの(=ハードスキル)よりも、仕事にまつわる周辺の事柄に纏わるもの(=ソフトスキル)が一番多いこと。
③ ハードスキル、ソフトスキルの土台となる「ライフスキル」の重要性が提唱されてきていること。
これらのことに触れさせて頂きました。
今回は、最近注目を集め始めているこの「ライフスキル」を、もう少し掘り下げていきたいと思います。
「ライフスキル」とは、私たちが日常生活を滞りなく送るための能力です。
しかし、発達障害(あるいは、その傾向)がある方は、
・五感の敏感性(あるいは、鈍麻)
・睡眠-覚醒リズムの特異性
・時間感覚の特異性
・過集中、あるいは注意力散漫
・衝動性や、スケジュールを組むことへの苦手意識
……といった特性を持っていることがあり、
その影響で、ライフスキルを円滑に送ることに困難が生じることもあります。
その場合、せっかくご自身に合う仕事を見つけられ、
ハードスキルがを充分に発揮できたとしても、
ライフスキルが整備されていなかったとしたら、
いつか息切れや無理が出てきてしまうことでしょう。
そういった事態を防ぐためにも、
ライフスキルにはどういった内容が含まれるのか、
さらには、それがきちんと機能しているかを、
この機会に以下の項目をチェックしてみられることをお勧め致します。
これらが主な「ライフスキル」となります。
皆様のご参考になりましたら幸いです。
このコラムを読まれて、
ご自分の現在のご状態として気にかかる点が出てこられた方、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、
大人の発達障害(ADHD、ASD含む)をはじめ、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、パニック障害、
睡眠障害、自律神経失調症、PMS、統合失調症など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。