こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「『全般性不安症(全般性不安障害)』の治療について教えて下さい」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

前回のコラムにおいては、「全般性不安症(全般性不安障害:GAD)」の症状について記載させて頂きました。今回のコラムは、前回の内容とも関連しますが、全般性不安症の「治療について書かせて頂きます。

 

 

前回も最後に触れさせて頂きましたが、全般性不安症は、治療を開始すると、比較的治りは良いとされています。一般的に、治療は心理療法(精神療法)と投薬治療(薬物療法)を組み合わせて行われることが多いです。そしてこの両者(心理療法+投薬治療)を併用された場合が、一番効果が出ていることも判明しています。

 

 

加えて、全般性不安症の発症には、日常生活や社会生活上の「ストレス」が大きく関連しているケースが多いですので、その問題となっているストレスへの適切な対応・対処が、予後を大きく作用します。

 

 

全般性不安症の心理療法(精神療法)としては、かなり多種多様なものが用いられており、認知行動療法をはじめ、力動的精神療法(精神分析的心理療法)、来談者中心療法、自律訓練法やマインドフルネス…等が用いられることがあります。

 

 

投薬治療としては、必ずしも抗不安薬が処方されるとは限りません。他の選択肢もありますので、気になる点やご希望のある方は、医師の方にぜひ伝えてみられて下さい。

 

 

これが必ずしもではありませんが、病前性格としては、元々何事においても不安や心配を必要以上に感じてしまわれたり、影響されてしまわれたりされる方が、この病気を発症される場合も多いのようです。よって、この病気の治療を一つの契機とされて、ストレス対処のバリエーションを増やしてみられたり、考え方の幅や可能性を拡げてみられたりされることも、今後の人生にきっと活きてくるかと思われます。

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

全般性不安症(全般性不安障害)をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、適応障害、自律神経失調症、心身症、

摂食障害、パニック症、睡眠障害(不眠症)、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、

過敏性腸症候群、社交不安症、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っておりますカウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。