こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「『月経痛』や『月経前症候群』への対処法とは?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

女性の生理痛や月経前症候群(以下、PMS)は、その方お一人ごとの個人差がとても大きく、余りにも辛くて重い方には、それ相応の対処が不可欠になってきます。

 

 

生理痛の酷い方は、まずは温めてみて下さい下腹を直接使い捨てカイロなどで温めてみられたり、時には腰や太ももの内側も温めたりされると、少しは楽になるかと思われます。勿論、冷えないように下着や服装にも留意されるとより良いでしょう。

 

 

生理痛の漢方薬は、その痛みの多さやタイプから非常に沢山あります。あくまで一例ですが、下腹がギューと絞り込んで、触れないように痛い時には安中散(あんちゅうさん)がよく使われます。鈍痛があり手でさすると少し楽になるような場合は当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)が使われます。また、漢方は対症療法ではなく、根本治療の意味合いが強いので、生理時にだけ服用されるというよりも、日頃の平時より服用されて、生理時に痛みが出ないような身体にしておくことの方がお勧めです。

 

 

 

PMSに関しても、人によって様々な症状が起こり得ます。例えば、生理前になるとイライラする、胸が張る、便通が変わる、食欲が増すといった気滞(きたい)」タイプの方は、まさに身体がパンパンに張っているような感じがする方です。このような方には、ハッカやシソの葉などの香りの強い生薬が配合されている逍遥散(しょうようさん)」香蘇散(こうそさん)が向いています。

 

 

一方、生理前になると眠くなる、むくむ、身体が重だるいといった症状が出やすい痰湿(たんしつ)タイプの方もいらっしゃいます。こういったタイプの方に用いられる代表的な漢方薬には当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」等があり、温めながらむくみを取ります。他にも症状によって、処方される漢方薬は異なりますが、薬が身体に合えば、比較的すぐに楽になります。生理痛の時と同様、この場合も、生理前のみにだけ服用されるのではなく、日頃から飲んで、体質を改善されておくことをお勧めします。

 

 

女性は男性よりも少し複雑な身体なので、その分体調が崩れやすい側面があります。しかし、漢方薬は女性のためにあると言っても過言ではないほど、女性の心身の不調に応じた漢方薬が充実しています。加えて、女性の不調は、生理の異常から生じることが多いのも事実です。生理痛やPMSで苦しまれている方の中には、これはどうしようもない、仕方のないものだと考えていらっしゃられる方も少なくはないことでしょう。

 

 

なお、生理痛や月経前症候群(PMS)の漢方薬は、当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することが可能です心療内科において、漢方薬による治療をご希望の患者様は、ぜひこの機会にご相談されてみられては如何でしょうか。

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、月経前症候群(PMS)や更年期障害、

月経前不快気分障害(PMDD)をはじめ

自律神経失調症、心身症、睡眠障害(不眠症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、

摂食障害、パニック障害、強迫性障害、

統合失調症、過敏性腸症候群、など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。