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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
体質と味覚には、実は密接な関係があります。自分が美味しいと思う味であっても、他の人にとってはそうでもなかったり、中には苦手だったり…ということは、きっと皆様もご経験があることでしょう。
例えば、「コーヒー」は飲める方と飲めない方がいますが、それは「慣れ」の問題ではありません。コーヒーは身体を「冷やす性質」を持っていますので、胃が冷えている方が飲むと、気分が悪くなってしまったり、吐き気を感じてしまったりするのです。
これと同じことが「漢方薬」にも言えます。処方された漢方薬が、体質や症状にぴたりと当て嵌れば、何の副作用もなく、スムーズに不調が治り、とても気持ち良く感じられるはずです。なんとその場合、本来は「まずい」と感じられるような漢方の味でも、何となく美味しく感じられることすらあります。
信じがたいことかもしれませんが、これには理由があります。例えば、一般的に「苦い味」は嫌われることが多いのですが、漢方には「苦味には冷やす作用がある」という大原則があります。熱をもって体調を崩している時は、苦味を嫌がることはありません。逆に、身体が冷えている方ほど、苦味を嫌います。このことは漢方薬でも、食べ物でも同じことが言えるのです。
話が戻りますが、「苦味」だけに限らず、漢方薬には様々な「味」があります。そして、漢方薬を飲み始められた時点で、「そんなに飲みづらくないな」「漢方薬ってこんなに飲みやすい味だったっけ?」等と感じられるようであるならば、その処方された漢方薬は、その方に「合っている」可能性が高いということなのです。
逆に、余りにも飲みづらい場合は、もしかすると、より体質や症状に合った漢方薬があることも考えられますので、その際は、無理をして我慢して飲み続けるのではなく、そのこと(「その漢方薬が飲みづらいこと」)を、処方をしてくれた医師にきちんとご相談された方が、結果として、より適合した漢方処方に早く辿りつけることになるのです。
また、精神科・心療内科において、漢方薬による治療をご希望の患者様は、ぜひこの機会にご検討されてみられては如何でしょうか。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、自律神経失調症、冷え症、睡眠障害(不眠症)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、心身症、
摂食障害、パニック障害、月経前症候群、更年期障害、
統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。