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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
「パニック障害」とは、これまで同コラムにてご説明させて頂きました「パニック発作」が繰り返し出現し、かつ、発作がまた起きるのではないかという「予期不安」が頭から離れない場合に、その診断名がつきます。
そもそも何故パニック障害が起こるのか、その原因は未だ明確にはされていません。ただ、「交感神経が意図せずに興奮(昂揚)するために発作が出現する」というメカニズムは明らかになっています。
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。交感神経は主に身体を動かす神経、副交感神経は身体を休ませる神経であり、昼間は交感神経が優位に、夜間は副交感神経が優位になります。
パニック障害では、この自律神経の内の交感神経が、その働きが必要とされていない時に、勝手に動いてしまう、つまり誤作動を起こしてしまうのです。例えば、100メートル走をしたり、突然怖い物に遭遇したりした際、私たちは誰でもドキドキしたり、心臓の鼓動や呼吸が速くなったりします。それは、そうなる必要性が身体に生じているからなのですが、パニック障害の方は、今そうなる必要がないにも関わらず、勝手に交感神経が興奮してしまうのです。
パニック障害の方は、最初に一般内科等に掛かられると、「自律神経失調症」と言われるかもしれません。確かにそれはそれで間違ってはいないのですが、医学的に的を射た病名であるかというと、やや趣が異なってくることでしょう。またパニック障害の方は、空間恐怖・広場恐怖といった「恐怖症」を伴いやすいことも大きな特徴の一つでしょう(勿論、恐怖症を伴わない場合もあります)。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、
パニック障害(パニック症)、不安障害(不安症)をはじめ、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
うつ病、躁うつ病、適応障害、自律神経失調症、
摂食障害、睡眠障害(不眠症)、心身症、恐怖症、
月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、
過敏性腸症候群、社交不安障害、ゲーム障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。