A.
医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
「冷え性」は、女性の病気と思われがちです。実際には、男性で冷え症に悩まれている方も少なからずいらっしゃられますが、確かに女性の身体は「冷えを溜めやすい」傾向にあるのは事実でしょう。では、なぜ「女性と冷え」は切っても切れない関係にあるのでしょうか?
「冷え」は、血液の循環が悪くなると起こりますが、それが一番よく現れるのが、「手足」と「下腹部」です。それでも、手足は普段からよく動かすところですので、筋肉の収縮・弛緩に伴って、物理的に血液の循環が促されます。しかし、下腹部は、運動量が少ないので、一度冷えると血の巡りが悪くなります。しかも女性の下腹部は、子宮や卵巣などがあり、構造的に複雑なため、一層血液が停滞しやすいのです。この血の滞りが、さらに一層身体を冷やしていきます。
また、毎月繰り返される女性の月経も冷えに影響しています。月経の時、女性の身体は一時的に貧血状態になり、代謝機能が弱まります。血液の量も減り、赤血球によって運ばれる酸素が少なくなりますので、熱エネルギーが作られにくく、冷え易くなるのです。
しかし、この月経による貧血は「一過性」のものですので、本来ならば次の月経時までに貧血(体力)は回復しています。ところが、冷えを溜めやすい生活習慣を続けてしまうと、体力が回復するどころか、貧血が恒常的なものになってしまいますので、注意が必要になってくるのです。
このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、
気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、自律神経失調症をはじめ、
冷え性、更年期障害、心身症、ストレス関連障害、
月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、
うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安症、適応障害、
摂食障害(過食症)、パニック症、睡眠障害(不眠症)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
統合失調症、過敏性腸症候群(IBS)、強迫症など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
なお、冷え性改善の漢方薬は、当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することが可能です。心療内科において、漢方薬による治療をご希望の患者様は、ぜひこの機会にご相談されてみられては如何でしょうか。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。