こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「『エゴグラム』って何ですか?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

最近、ネット等で様々な性格テストを行うことが出来ます。そういった性格テストの中にエゴグラムと呼ばれるものがあります。

 

 

その「エゴグラム」をどなた(あるいは、どこの機関)が監修・作成をされているかによって、結果には差異が出てくるとは思いますが、そもそも「エゴグラム」とは何なのかを、今回ご説明させて頂きます。

 

 

エゴグラム(Egogram)とは、心理学の中の「交流分析」という学派の一技法の中の、「性格分析法」として誕生しました。

 

 

このエゴグラムという方法は、大変使いやすく、かつ便利なものでもあり、この方法を用いれば、今まで気が付かなかった、自分自身の弱点を発見し、意識的に努力することによって、その弱点を克服することが出来るのです。

 

 

このエゴグラムという自己診断法は、日本でも精神科・心療内科の病院・クリニック等において広く用いられております。

 

 

エゴグラムとは、一人の人間の様々な心の動きを、5つの自我状態で表現します。その自我状態は、固定的で絶対的なものではありません。前述のように、今現在、ご自身が置かれている状況(職場・家庭・学校…等々)に対して、何となくやり辛さや、生きづらさを感じられている際に、その方がどうすればより楽に、かつ生き生きと毎日を送ることが出来るのかを分析し、アドバイスを行うことが出来ます

 

 

そして、数あるエゴグラムの中でも、日本において、最もエビデンスが高く信頼できるものが、東京大学医学部心療内科TEG研究会が編集された東大式エゴグラム(Tokyo University Egogram:TEG)だと言われています。

 

 

この東大式エゴグラム(TEG)は、一般販売やネット掲載等は一切行っておらず、専門の医療機関及び教育機関でしか購入できない仕組みになっています。もしも、エゴグラムに興味を持たれており、「より精度が高い東大式エゴグラム(TEG)を受けてみたい」という場合は、TEGを扱っている精神科・心療内科等で受けて頂く形になってきます。

 

 

当院では、東大式エゴグラム(TEG)にご興味がある方、あちいは、ご自分の性格傾向や、弱点克服を知りたい方に向けて、ご希望の方にTEG検査の実施を行っております

 

 

 

このコラムを読まれまして、

興味・関心を抱かれた方や、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、うつ病・躁うつ病(双極性障害)をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

不安障害、適応障害、摂食障害、心身症、

パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、

過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。