A.
医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
「アンガーマネジメント(怒りのコントロール法)」の第6回です。アンガーマネジメントは、ADHDを始めとした発達障害の方に限定されたものではなく、どんな方が使って頂いても役立つスキルの一つです。
怒りを感じた時の「とっさの対処(応急処置)」として、以前同コラムにおいて、「8カウント法」「深呼吸」といった方法についてご紹介しました。
それに加えて、「ゆっくり水を飲む」という方法も非常に有効です。水を飲むことは、本当に小さな動作ですが、怒りに対する応急処理としての効果は絶大です。氷をなめることでも良いでしょう。
私たちは、怒りによって、脳の血流にアンバランスが出てしまうことがあります。ADHDの方の場合は、その傾向が特に顕著です。そういった意味でも、水を飲むことは、脳の血流を改善させる効果も期待できます。
水を飲む時は、ゴクゴクと喉を鳴らして飲むよりも、口の中の粘膜からじっくり吸収させるようにゆっくりと飲みましょう。
水は火を消すものです。水を飲む時には、心の中で「燃えている怒りの炎の火を消すようなイメージ」をされると良いでしょう。「イメージ療法」による相乗効果が見込めます。
このようにされることで、水を飲む間は、怒りから一旦気持ちが離れ、喉も心も潤して、一息つく時間と、心の余裕が生まれてくることでしょう。
このコラムを読まれまして、
ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)をはじめ、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、
パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、
月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、
過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
また、ご希望の方には、アンガーマネジメントについてのご相談も承っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。